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カレン・ホーナイ(ホルネイ)と基本的不安

人間は生まれ落ちたときには無力な存在で自分では何一つできまない。安全でさえない。そこに不安が生じる。その不安を常に抱えながら生きていくことになる。不安をドイツの女性精神分析家カレン・ホーナイ(カレン・ホルネイ)は基本的不安と呼び、人間心理の基本として位置づけた。
不安があるから、自分自身を抑えて周囲との摩擦を避けたり、逆に自己主張をして周囲を攻撃したりする。いずれにしてもどこかで無理をして自分を形づくる。これをホーナイは仮の自己と呼んだ。本来の偽りのない自己は真の自己である。仮の自己が真の自己を過度に圧迫したり、圧倒したりすると、神経症的な傾向が出てくる。

【平井のコメント】「虚偽の自分が本当の自分を制圧しているのが神経症者である」加藤諦三先生の御説もこれとほぼ同じような展開でした。
カレンホルネイといえば、著作『自己分析』のなかで、「素人でも自己分析はできないことはない」と述べていたことが私の心の支えでした。
具体的な手法については何も書いていませんでしたが、誰にも頼らずになんとかして自分の神経症を精神分析という武器?を使って治そうと決意して実行しはじめた私にとって、専門家が「しろうとにも自己治療は可能である」と励ましてくれている本はどこを捜してもこれ一冊しかなかったからです。くじけそうになるたび、この本のここの部分を思い出して、自分を励まして試行錯誤を続けたものです。


・このページは、『深層心理なるほど講座』という本がとてもおもしろかったので、
おもな内容を、私のコメントつきでまとめたものです。
当HPの『記事』のコンテンツです。

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