ありえない国&アダルト・チルドレン3世代&癒しの音楽療法(第97号上 2007・7・23)

こんばんは。平井です。(^^) 
すっかりごぶさたしてしまいました。

その分というわけではありませんが、今日もボリュームありますよ。
でははじめましょう。
 

歴史上ありえない国・日本開戦のエピソード

今年(2007年)3月まで、NHKラジオ第2放送でやっていた、
「歴史再発見――近代日本外交のあゆみ」慶應義塾大学名誉教授・
池井優(いけいまさる)先生の講義を聴いていらした方はいらっしゃいますか?(^^) 

この先生の講座はわかりやすく、面白いエピソードが満載で、
とくに、日本が開戦するまでのエピソードが印象的でした。
 

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  第二次世界大戦前、米国が日本に敵対的な政策を取ろうとしたとき、
  日本に駐在していて日本人のことをよく知っている大使が、
  当時の大統領に向かって、「そんなことをすれば、日本は
  自暴自棄になって戦争を始めるでしょう」という意味のことを進言した。

  部下からの警告に大統領はこう答えた。
  「歴史上、自暴自棄で(負けるのを承知で)戦争をはじめた国が
   いまだかつて、あったかね?(そんな馬鹿なことをするわけがない)」

  大使はそのまま何も言わずに部屋を辞した。

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負けるのをわかっていて戦争をはじめるという前例のない国、それが日本だったわけですね。
プライドを傷つけられると冷静な判断力を失ってしまう。
これが戦争をはじめた日本の責任者達の特質?!だったのでしょうか。

戦争を開始したお偉いさんのなかの一人、その孫が今の総理大臣。
(※この号を配信したとき当時の自民党の首相は安倍晋三氏でした)

※この号を発行したあとで知ったのですが、当時の日本は、
外国の戦力について、かなりの情報を把握していた そうです。
関係方面の人間(スパイ・諜報員)から、正確な情報があがってきていたのでしょう。

なのに、上層部のほうで、日本には列強に負けない強い軍事力があるのだという、
開戦に都合のいい情報だけを選んで、他は信じなかったのです。

支配者達は、自分たちの能力を過大評価して戦争をはじめ、どう考えても勝算がない局面になっても、
「捕虜になるより玉砕(自殺)しろ」と自己犠牲を強いる方針を貫いた。
戦闘員 (兵士) だけでなく、国民 (とくに沖縄県民) にも。

冷静な物の見方や的確な判断力、そして部下を思う心が、
いつの世でも、指導者の理想としては求められるはずです。

でも、権力者というのは他人を倒し、自己のエゴを満たすことで権力者になった場合がほとんどなので、
地位が上にいけばいくほど、自分を「無」にすることが難しくなる。

本土で非戦闘員を巻き込む爆撃が開始されるにいたっても、
満州の兵士にはスコップで、国民には竹槍で戦えといいながら、ときの権力者たちは、
自分たちが隠れるための堅牢かつ贅沢な地下壕 (英語でシェルターですね) を、地元の人や、
朝鮮半島から連れてきた人たちにはとくに劣悪な環境下で、強制労働させて掘らせていたとは、
開いた口がふさがりません・・・
※「松代大本営壕」で検索すると、実物の写真が見られます。

蛇足ですが、ヨーガ哲学者?!の中村天風さんも、実践的なヨーガを日本に広めた沖正弘さんも、
お二人とも、諜報員(スパイ・特殊工作員)だったことも、つい最近知りました。
う〜ん、50歳近くなっても、ほんとまだまだ知らないことだらけです。(^^; 

アダルト・チルドレンが背負わされている、先祖の無念と憎しみと苦しみ


安倍首相が、さきの軍事戦争に深い関わりのある政治家の孫だ、ということから、
「三世代」つながりで連想するのが、機能不全家庭のこと。

子供を慈しむのと反対のことを多くやってしまう無意識の「伝統」も、
最低でも3世代が、最小のユニット(単位)といえます。
 

私は,このメルマガで何度も言っているとおり、
実の母親から、やや薄口の愛情?!や、不十分な世話(;^_^Aの他に、
毎日毎晩、人格を否定する執拗な心理的虐待をもたっぷりと受け続け、
逃げ出すこともできず、理解者も協力者も皆無だったために、
幻覚を伴う不安神経症のあだ花を、現実世界の上で開かさせられた?!(;^_^A人間です。

精神分析を独学で学び、改良を考え出しして神経症を克服して、その手法を、
『プライベート・アイズ』セミナーとして提供しているので、
結果的には徒花(あだばな)のままでは終わらなかったといえますが、
それはさておき、(^^)! 

母が私に行なった心理的虐待は、
母自身が、父親から受けていた心理的虐待とよく似ているのです。
それで、祖父 → 母 → 私 と、虐待が連なった鎖が見えてきます。
「虐待は連鎖する」というのは、現在の心理学の世界ではもう抵抗なく
受け入れられるようになっていると思います。

母方の祖父母(母の両親)は、子供たち(母とそのきょうだい)にたいして、
ふさわしい関心と世話や支え、安心とぬくもりを与えることができない夫婦でした。
それで、母も私に愛情を表現したり、与えることが困難だったのです。
人間は、愛情や世話に関しては、自分が誰かからもらって持っている分しか、
自分以外の人に与えることができないものなのです。

情緒的に未熟な親は、子供に愛情を与えることがうまくできません。
子供の前でさっさと自分が赤ちゃんがえりしてしまうのです。

なぜかって?!
決まっているじゃないですか(^^;ゞ
小さいころから、自分の親から愛情や関心をもらえなかった。
そこにですよ、はじめて自分の思い通りにできる人間が登場したのですよ?!
飢えて欠乏しているところに、好きにできる弱者がきたわけですよ。
そして、子供には大人を勇気づけたり慰めたりする力があるのですから。
ペットにそれができて、人間の子供にできないわけがありません。(^_-)−☆

母は、それまで親から無視されたり、冷たくされたり、苛められても、
―― モラルハラスメントやセクシャルハラスメント・パワーハラスメントが、
親子間でも発生するのです――
どんな無理を言われても喜んで服従し、従属するしかなかった弱者の目の前に、
いつも側にいて好きにできる子分コができちゃったんです。(;^_^A
極端から極端に振れる振り子の法則というか、支配・虐待された者は、
強者となったとき、自分がされた以上の支配・虐待を行ないがち。

欲しくても与えられなかった愛情とか、奪われたプライドとかを、
もうこのさいに、全部取り返そうとする。
自分がされて恥ずかしかったり嫌だったり悲しかったり辛かったりして、
もう生きるのがどうしようもなく辛かったことを今度は子供に行う。

―― 人間は、そうしないと精神のバランスがとれないものなのです。
子供時代に理解者がいるとか、他の家族や友人の助けがあるとか、
または心理療法的なサポートがある場合は別として・・・。

こうして、家系にあるカラー(特徴)として、
私よりも何世代も上の人たち ―― ご先祖さま ―― は、結婚して子供ができたら、
自分がそれまで親から押しつけられてきて我慢して持っているしかなかった精神的な荷物、
処理不能な廃棄物を、今度は自分の子供にバトンタッチしてきたのでしょう。

親戚が共有して持っている病んだ意識、何世代も脈々と生きて受け継がれてきたものを、
そのまったき渦中にありながら、ひとりの孫・姪に過ぎない若い女性だった私が(当時20代),
母が私になんとかして引き継ぎたかった狂気――強きを助け、弱きをくじく、(;^_^A
まさに、人を激しく病ませるほどの狂気――を、拒否し、独力で断ち切ろうとすることは、
ダムの流れを、一人でせきとめるのに等しいほどのパワーの差がありました。

巨大な質量のものは、それじたいが等しいエネルギーをもっています。
複数の人の意識・想念というものも、とても強力なものです。
とくに、その後何年もかかって世の中の意識も少しずつ開放的になっていき、
私自身もエンパワーメントの知識を得てわずかずつながら強くなっていく前は、
たまりにたまってきた膨大なものを、全部自分で処理して、後の人に引き継がせないために、
根絶させようとするのは、とてもつもない困難に思えました。
トンネルを通すために、固い岩盤をひとりで掘り続けているような心境になったこともあります。

マイナスの世代間連鎖を根絶する

でも、誰でも、幸せになる権利があるのです。
家系のなかにある負の遺産を拒否することが可能なのです。

フロイトとメニンジャー博士が「死の本能」と呼んだ、破壊 
―― 自殺、精神病、子供への虐待、あるいは他殺、―― へとはけ口を求めて暴れ狂う
無意識(潜在意識)のなかの邪悪な龍を、世代間で累積した死へのエネルギーの流れを、
今度は私たちの世代が、喜び溢れる建設的なものとすることが絶対にできるのです。 

このゲームのなかのゲームにおいて、勝ち抜く人もあり、敗れ去る人もある。
一方、自己破壊の残酷性はいささかもその手をゆるめない。
ここにおいて「科学」は、人類が残された人生を喪失せずにすむように、
広野をのたうつ大蛇を凱歌とともに空高く差し上げ、魔術にとって代わったのである。
かくてわれわれは、たとい一時的なことであるにしても、
自己破壊の衝動を停止させるために、そして慌てて「死」に投降しないように、
時として、苦心の末、効果的なすくいの手を差しのべることができるのである。

 ※『おのれに背くもの・下巻』カール・メニンガー著 345頁 再建のための社会的技術より 
 

癒しの音楽療法

受動的クラシックギター音楽療法テープ『ゲン』を完成、リリースしました。
クラシックギター音楽療法テープ『ゲン』

クラシックギターといっても、名手が弾かれるような、曲のイメージをうまく
再現するための、静かで物悲しい(おとなしい?)ものとは全然違います。

今年(メルマガ発行当時2007年)の始め頃、ギター仲間で皆好きに練習している最中に、
この曲を弾いたら、全員弾くのをやめてしまって、ぽかーん( °o °) ?と
私の演奏が終わるまで全員が言葉も音も立てずしばし停止状態でした。(笑)

まだ練習をしはじめたばかりだったのですが、たぶん、うまいとかへたとかの
レベルを超えて、各人の潜在意識に働きかけるものがあったのでしょう。(^^)

『プライベート・アイズ』と同様に、何かまだこの世にない新しくて
いいものをと、去年から研究していて、やっとここまできました。(^^) 

私自身が市販のヒーリング系の音楽にもの足りなさを感じていて、
何か、癒しにプラス、心的エネルギーを整えて高めるようなものはないかと
探っていたところ、たまたま自分がある曲を何度も弾いているのを
聴いてみたら オヤ、これはいけるじゃないか?! となったわけです。

元気がなくなっている方、自律神経失調症ぎみの方や、
鬱な気分の方に合せた構成です。

価格は、音楽療法や音振療法(サイマティクス療法)1週間分、といった
ところでしょうか。

レイキやチャクラ浄化も流行ってきているので、そちらも好奇心の強い私は、
かじってみたりはしているのですが、(^^ゞ、『ゲン』は浄化が中心ではなく、
癒しのほうが主眼です。

うつの方は、疲れきっていて、エネルギー切れで、ウルトラマンなら、
胸のピコピコが弱く点滅している状態ですので、汚れを清めるより前に、
まずはパワーチャージ。

落ちこんだ穴からゆっくり舞台に持ち上げるようなリフトアップのほうがグー。

眠れない時、落ち込んだとき、集中したい時、心を癒したい時にどうぞ。
クラシックギター音楽療法テープ『ゲン』 
 

ところで、この号の最初に述べた、
ラジオNHK『歴史再発見――近代日本外交のあゆみ』のテキストをNHK仙台放送局まで
買いに行って、すてきな一冊に出会いました。
 

メールマガジン第97号下に続く
<前>【96】精神分析体験記No.3&性的トラウマ&前世療法CDブック(2007・5・30)
【97-1】ありえない国&アダルト・チルドレン3世代&癒しの音楽療法(2007・7・23上)
<次>【97-2】末期がんの心を癒す&セラピー(カウンセリング)成功条件(2007・7・23下)
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