前世療法で神経症を治す・鬱病患者の心理・EMDR(第93号 2007・2・8)

心理学講座プラアイは前世療法もコミコミではいっている?!

こんばんは。平井です。(^^) 

先日、『プライベート・アイズ』受講生のある30代男性の神経症が、
テキストの隠れメニューのひとつ(?!)『前世療法』で劇的に改善しました。

   え? 
  『プライベート・アイズ』って前世も見れたのかって?

私も知りませんでしたが、どうやらそのようなんです。
前世を見ることで、神経症が改善する場合に限って、だと思いますが。

じつは・・・私が自分の不安神経症を精神分析で治そうとして、
潜在意識にある原因のすべてを突き止めようと必死になっていたとき、
いろんな過去の時代、いろんな国に生きている記憶も出てくることがありました。
でも私は当時はそれを不思議に思うよりも、それらのイメージと神経症とはさして
関連がなさそうだとわかると、迷わず精神分析を先に進めていったものでした。
このような体験をしていたので、不安神経症や恐怖心や不安の原因は前世ではなく、
現世にあると考えていたのです。

さて、『プライベート・アイズ』のテキストを参考に、
神経症の原因を探していて、前世らしきイメージにたどりついた方を
仮にYMさんとします。

YMさんは、子供時代を確認しても、
神経症になるような原因は見当たらず、
それでもなお、潜在意識のなかを探しまわっているうちに、
ある時代のあるイメージが、とてもリアルに浮かんできて、しかも
その男性は「自分」だとわかったそうなのです。 

YMさんご自身は、前世の存在など信じていなかったので、
このリアルな「前世の自分」のイメージがでてきたことに、
当然、かなり驚いていらっしゃいました。

私も、今までプラアイを受講された方のなかで前世まで行ったという報告はなく、
受講生の方が自分で前世まで見るとは予想もしていませんでした。

ニューエイジの分野で世界的に著名なアメリカの精神科医、
ブライアン・ワイス博士がなさっている『前世療法』が、
『プライベート・アイズ』の場でも起きたのでした。

『前世療法』ブライアン・ワイズ著

この本を書いたワイス博士自身、キャサリンに患者として出会うまで、
前世を完全に否定・拒絶していました。

私も、『プライベート・アイズ』のYMさんも、前世と
神経症(不安障害・ノイローゼ)が関係あるなんて考えてもいませんでした。

私はプラアイのなかで、過去世へ行くようにとは一度も指示しておりません。
ただ、神経症(不安障害・ノイローゼ)の原因を自分で突き止める方法だけ、
お教えしていました。

ワイス博士も、神経症(不安障害・ノイローゼ)の原因がある時間まで
行きなさいと指示しただけでした。

どちらも、セラピストが前世と神経症との因果関係など、まったく信じても
頭の隅にもないのに、原因になった体験に行き着くように指示した結果、
クライアントが潜在意識を前世までさかのぼって、あるできごとに
たどりついたわけですから、YMさんが見たイメージも、
無理に否定せず信じてもよいと判断しました。

YMさんから前世らしきイメージを見たという報告を受け取ったときは、
かなり驚いたのですが、もしかりに、これがひとつの事実だとすると……、

YMさんが現在悩んでいらっしゃることと、前世で体験したこととは
密接な関係がありました。
そのことはYMさんも理解していらっしゃいました。

私はそれよりももっとより深い意味があるのではないかと考えました。
というのも、他にもYMさんが私に話してくださったエピソードと、
この過去世の記憶とを、並べ合せてみると、不思議なことに、
YMさんの悩みと前世のイメージと、他のエピソードも、全部が全部、
寄り集まって、ひとつの大きな物語というか、絵になるのです。

だからこうなった、と、説明がつくのです。

YMさんの個性や能力、生まれ育った環境、人生上のエピソード、
これらの一見バラバラで、互いに無関係に思えることがらが、
「前世」から得られた体験や情報と一緒にすると、誰かによって
書かれた脚本のように見事につながるのです。

YMさんに、私が考える前世から現世への生まれ変わり、
魂の軌跡について説明してさしあげると、
非常に納得・満足してくださいました。

ご職業が医療関係の専門職の方なので、今後私(平井)が、そちらの
分野で何か知りたいことがあれば、臨床家としての知識をいつでも
喜んで提供しますよ、と申し出て下さいました。

メールのやりとりをしていたのが年末だったのですが、
それまでは、いつも一番苦しく解放されたいと感じていらした、
不安神経症(不安障害・ノイローゼ)・恐怖症の苦しみは
自然と消え、新しいよい年を迎える準備のほうに
気持ちが行っていたようです。

憂いがなくなると、テキパキと現実に集中できるようになるものです。
YMさんに明るい笑顔が戻ったのを見て嬉しく思いました。


ちなみに、前世を見たほうがいいのか、そうでないのかは、
その人その人によって違いますし、また、同じ人でも、
ふさわしい時期というものがあるので、一概には言えません。

必要であれば、ふさわしいタイミングで知らされるでしょう。

さて、前世療法のお話しは、今日はこれくらいにしまして・・・

私が最近わかってきたことですが……、

医療関係者といえど、精神(心理)療法の専門的なトレーニングを
みっちりと受けたうえで、経験を重ねて熟達していないかぎり、
精神(心理)療法についてはまったくの素人同然……のようですね。

医者や看護婦でも、鬱病患者に理解がない?!

それじたいは、仕方ないことかもしれません。

問題は、そのスキルもないのに、患者さんに向かって自分の思い通りの
結果だけを、性急に求める先生や看護師さんですね……。(^_^;

精神科や心療内科の先生や、看護師さんなどで、
患者さんの心を、まるでモノか何かのように、
好きなように変えたり、言葉ひとつで動かせるかのように、
勘違いをなさっている場合が少なくありません。

でも、人の心は他人が変えることはできません。

私の経験から申し上げれば、落ち込んで悩み苦しんでいる、
他人様の心を支え、その方が、ご自分の足で立ち、
一人で歩いていけるようになるまでサポートするのは、一仕事です。

実質、機能回復訓練、リハビリテーションに匹敵しますし、
深くて広い専門的な知識に裏付けられた理論と、熟達した技能、
プラス、そこに大きな精神的なエネルギーがいることです。

正直、かなりの重労働です。

しかも「重労働をしている」というような表情や、
恩着せがましい態度は、みじんもみせてはいけません。

徹頭徹尾、何気ないように振る舞い、献身的でなければ、
相談者のすみやかな回復は望むべくもありません。
 

なぜお医者様でも心の傷は癒せないことが多いのか

体の病気や怪我を治すための知識や技術と、
心の不調をととのえるためのそれとはまったく別物なのです。

患者さんの心を健康にするための教育は、
医学部や看護学校では行われておりません。

医学に精通なさっていることは、本当に素晴しいと尊敬しています。
偉大なことです。身体のしくみはとても複雑で精妙です。

でも、「こころ」は身体と相互に関連しあっていながら、
また別のしくみをもっていて、身体以上に精妙で複雑なのです。

この点について、現在医学はほとんど智慧をもっていないと感じています。

そのために、国家資格をお持ちの医療関係者の方でも、
理解不足のために患者さんを傷つけることもめずらしくありません。

たとえば、うつ状態で落ち込んで無気力になっている人にたいして、
「励ます」なんてことを平気でやってのけたりします。(^_^;

「クヨクヨしないで元気だして! 家にばっかり引っ込んでないで、
 外に出て、いろんな人と交流すればいいんだよ!」なんて……。

同じセリフでも、健康な人に言うならいいですよ。
でも、鬱病の人には禁句です。

これは、精魂尽き果てて倒れている(休息しないと死んじゃいますから
倒れることで復活のための休息を無意識にとっているんですよ)、
そんな状態の人のところに近寄って行って、

「おい! 起きろー! 立てー! 動けー! 
 せっかくワイが愛情から言っているのにわからんのけー!
 ビシー! パシーッ! (-_-)/~~~」

と鞭打つのと結果的には同じことなのです。(^^;(^^;(^^;  

最低限でも、「うつ状態の人を励ましてはいけない」という知識は、
今や社会的に広く知られるようになったと思っていましたが、
まだ知らなかった人も、それも医療関係者にいたのですね。

たしかに……、
うつ状態に限らず、身近な人が病気になっていると、
健康な人でも、ある程度、精神的な負担はかかります。

でも、その精神的な負担を黙って一緒に背負ってあげるのが、
(そこまでできなくても、せめて、回復を待ってあげるのが、)
親しい人間にしかできない、大切なことではないでしょうか?

うつのことを知らない人は、ただ、言葉でハッパをかけるだけで、
「早く元気になってくれ!」とせきたてて急かしてしまいがちですが、
それは病人を目の前にして、自分の都合だけを優先させるエゴというもの。

うつになっている本人は、人生の重荷を(その世帯・家族の歪みを)、
身代わりのように、結果的に犠牲となって背負ってきて、
「うつ」になることでしか、そのような形でしか、
表現できないことがあるのかもしれないのです。

病気にでもならないと、バランスをとれないほどの深い怒りや哀しみ、
心の傷というものも、現実にあるのです。

むろん、誰だって、いつまでもうつ病でいる必要はありません。
うつ病も、適切な治療を受ければ、ちゃんと治ります。

身体の病気と同じで、発見が早ければ早いほど、病状が軽ければ軽いほど、
早く、きれいに、跡形もなく治ります。

でも、そういう手だてがないまま、誰か力のある人に助けを求めることもせず、
ただ言葉だけで、「起きろ!元気に動け!」と仕向けるのは、
酷な話しです。
  

EMDR完全マスター

EMDRという精神療法(心理療法)の技法があります。

目をすばやく動かしてトラウマを処理するというものですが、
勉強しに行こうかなと思ったら、「医者でない者は人にあらず!?」
みたいな感じで、門前払いでした。(^^;

精神分析の世界もそうでしたが、こちらも排他的ですね。

身体的な技法、とくに、EMDRのような、
セラピストとクライアントの双方が身体(の一部)を動かす場合、
どうすれば、効果的なリズムや働きかけになるのか、
細かいニュアンスは、実際に目で見ないとわかりません。

セミナーに参加できないのでは、
これは技法として勉強は無理かな?と思っていたあるとき、
自分が無意識に両目を早く動かしていたのに気づきました。

私は、そのとき感じていた緊張や不安を軽減しようと、
(あとで気づけば、いつものように、)
眼球を左右に動かしながら考えていたのでした。

「あっ! コレダー! EMDRみーっけ!」

今まではなんで私はこういうことをするのかな?
こんなに早く動かして、目が回りそうに疲れるだけじゃないの? 
……自己嫌悪に陥りつつ、意味がわからないまま、
やっていたのでした。

「そうかー。これは、EMDRだったのね。
 私は無意識のうちに、破壊的・否定的な感情を、
 フードプロセッサーを使うがごとく、ガ・ガーッと
 手早く処理していたわけなのね〜」

自覚してやってみると、なるほど、やればやるほど、
嫌な気分から解放されるのがわかりました。

シャピロ博士も公園を散歩していて気がついたそうで、
意外と一般人も無意識にやっていることなのかもしれません。

『最新心理療法 EMDR・催眠・イメージ法・TFTの臨床例』 マギー フィリップス


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