うつ病と精神科と霊の憑依の関係(88号 2006・8・10)

平井です。暑中お見舞い申し上げます。

「こたえてちょーだい」というテレビ番組で観たのですが、
江原啓之さんが、霊に悩まされている家族の家に行って、
霊障を取り除く仕事をしていました。 

江原さんが仕事を終えた後、家族は、
「雰囲気が前と全然違う。明るくなった。トイレも廊下も怖くなくなった」
と喜んでいました。

この番組ではいろいろと他に気づいたことがあったのですが、
それは機会があったらお話しするとして、今日は
霊の祟り?と精神障害について考えてみたいと思います。
 

うつ病と精神科と霊の憑依の関係

ある女性の占い師さんが書いた本のなかで、こんなのがありました。
本来、精神科に行くべき人がやって来て、「悪霊に憑り付かれている!」と訴える。

「それは間違いなく悪霊の仕業」と思ったら霊能者の先生を紹介するけれど、
こういう人の『悪霊』は、あくまでも心の中にいる。だから精神科がふさわしい。
でも「精神科……」と口にしようものなら、逆上されそうなので勧められない。
というようなことだそうです。

逆上されそうだというのは、この女性の占い師さんの心の中に、ほんの少し、かすかに、
精神科にたいしての差別というか偏見があるからなのかもしれない、なんて思います。

この本(女占い師のここだけの話)は1999年1月に書かれたので、
もう少し今は事情が違っていると思っていたのですが、私のところにも、
先日、ちょっと似たような話が持ち込まれました。 

うつ(抑鬱神経症?)と診断されて何年か通院されていたのですが、
自分は霊にとりつかれている、とおっしゃるのです。
とりあえず、じっくりとお話しをうかがってみました。

私とのやりとり(メールセラピー)のなかで、この方は自分の感情を理解され、
落ち着きを取り戻され、回復して明るくなられました。

最初のうち、この方にとって、心のなかで吹き荒れる感情の嵐を表現する言葉として、
つまり、自分であって自分でないような妙な感じに当てはまるものとして、
想像というか、思いついたのが、「霊のしわざ」だったようです。

現在は以前から好きだったことを楽しまれています。
創作・クリエイティブライティングの才能がおありのようです。

「うつを乗り越えると素晴しい創作の才能が花開く。うつは創造の病だ」
と、ユング派精神分析の治療家、かの有名な河合隼雄先生が
おっしゃっていましたが、神経症(不安障害・ノイローゼ)も同じです。

うつでは「霊」的な現れ方をする潜在意識ですが、神経症(不安障害・ノイローゼ)では「狂気」です。

自分が狂人になるのではないかという想いは、それだけでひどくおそろしいもの。
そういった恐怖におののいていた、『血と言葉』のマリ・カリディナルも、
神経症(不安障害・ノイローゼ)を克服して、作家としての才能を開花させました。

狂気として発現しているものは、じつは姿を変えた、
生きるための根源的なエネルギーそのものだったりします。

統合失調症が青年期に発病して悪化することが多いというのも、
青年期は自分らしさ、個を完成して一人立ちする機運が高まる時期だからです。

自立のための原動力がもっとも高まるときに、抑圧されたものが大きいと、
エネルギー同士が互いに優越を競って、拮抗して、
文字通り、いくつにも分かれてしまうというか……。

だから逆に、この分散してしまった自分、分裂したエネルギーをひとつにできると、
見違えるように気楽でパワフルになれるのです。

『プライベート・アイズ』では、受講生さんたちが、こうした問題をクリアした結果、
たくさんの方が、もともと自分の好きだったことや得意なことに
集中できるようになって、才能を開花させはじめています。 

マズローのいう欲求の階層の一番上、「自己実現の欲求」の段階にいるのです。
自分の好きなことを楽しむ、生活を楽しむ、これこそ、心の健康な形です。

最初から自己実現に向えるよう、親からサポートされるなら一番ラクです。

でも、加藤諦三先生がおっしゃるように、環境から大きなハンディを負わされて、
それを乗り越えたとしたら、それは天下統一よりも偉大な仕事!なのです。 

うつも神経症(不安障害・ノイローゼ)も、その人らしさ、自由な、ありのままの自然な感情が、
潜在意識に強く押しこめられてしまった結果、今度は潜在意識から逆に
ゆがんだ形で現れてきている状態です。

だから、鬱病も抑うつ神経症も、病気や症状は、固定したものではないのです。
過去への執着を「捨てる」「手放す」「流す」これをやって、
心をサッパリさせると、新しくてしかも自然でラクな生き方ができるようになります。
 

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