改題&催眠による「復活」現象とは(62号 2005・5・10)

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 本当の自分がわかる心の技術 安らぎと治癒の自己改革
     (旧タイトル:アヤシイ人の精神分析) 

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「アヤシイ」というメルマガタイトルが不安にさせられるというご指摘があり、変更しました。
「アヤシイ人の」は、斎藤ひとりさんの「ヘンな人の」をもじった、
軽いジョークの意味でした。今まで相互紹介でお世話になった発行人さんからも、
「全然アヤシクなくてすごくまじめな内容」とお墨付きだったのです。

  私としては、目立つようにわざと変なタイトルにおいて、
内容を読んでもらえばわかってもらえると考えていましたが、
ほんとうに怪しいところで嫌な思いをしてきた方には、
今度もか?とマイナスの想像が先走るようですので、
これをきっかけにタイトルを変えました。

ピタッと短く決まらないタイトルですが、今回の改題で、
より正確に内容を現したものになったと思います。

さて、ではさっそく、今回のテーマにはいりたいと思います。

催眠療法は退行じゃなく、復活である!

キライでどうもヤだったんですよね。よく、催眠療法(ヒプノセラピー)などで、
『幼児期への退行』って、よく表現されているじゃないですか?

退行という言葉の背景には、こどもは未熟、不完全なものであり、
大人のほうが発達して到達、完成されている、という意識があるような気がして。

独自の手法で、セラピストとクライアントの一人二役をこなした平井としては、
「いやいや、あれは、絶対に、『退行』なんかじゃなかった。
 もっとずっと本質の自分に近いものだし、鮮明になる状態だった、
 そしてその体験をすることで、今現在の自分にバイタリティを与えることにつながった、
 生き生きした本来の自分の感情がよみがえる、すごいコトだった」
 と思いつつ、『退行』の他にいい言葉が見つかりませんでした。

でも、最近読んだ心理学・心理療法関係の一冊に、その答えが書かれていました。 

        復活      

これです。死んでいた者に息吹がもどる、復活、そのものです。

宗教の奇跡とか、神秘的なサイキックとか精神世界の話じゃなく、
実際に心理療法の現場の例ですからこれは。誤解しないで下さいね。(^^;;;
 

退行催眠の先にある「復活」現象

催眠と無意識 河野良和 
   (こうの・よしかず/心理学)河野心理教育研究所所長
『無意識の世界 河合隼雄編集 日本評論社 こころの科学セレクション』より
http://tinyurl.com/cuzft

引用ここから 
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●年齢退行と復活現象

こうした健忘、つまり精神分析でいう無意識のように、
知っているはずのことを忘れていて、努力しても思い出せない 現象と対照的なのは
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年齢退行(age regression)と復活(revivification)である。

ある程度ていねいに、「年齢が遡(さかのぼ)る」という内容の暗示を行なう
と、イメージの中で過去のある年代の自分に戻る。
(中略)
あたかもその時期に戻ったかのような生き生きとした体験が生じる。それは主
観的実感としては夢に似ていて、「当時を思い出している」という回想として
ではなく、「あたかもその年代に戻っていて、そのように振る舞っている」よ
うな感触として体験される。その顕著なものを復活と呼んでいる。次に述べる
フーグ(fugre,記憶喪失症)の催眠療法でしばしば用いられる技法である。

●フーグの治療
年齢退行や復活は、忘れ去られていて通常では思い出せない過去の体験を再生
するうえで役立つ。その代表的利用法は、古いが著名な映画『心の旅路』の
テーマになった心因性の健忘や、普通の面接ではむずかしい過去の心的外傷体
験などの、想起と治療である。

この技法によって、普通では容易に思い出せない出来事、つまり無意識になっ
てしまっているといわれていることがらを鮮明に再生できる場合がしばしばあ
り、わが国でもフーグの事例などに適用して成功した報告がされている。

以上、

催眠と無意識 河野良和 
   (こうの・よしかず/心理学)河野心理教育研究所所長
『無意識の世界 河合隼雄編集 日本評論社 こころの科学セレクション』より
http://tinyurl.com/cuzft

1997年9月30日 第1版第1冊発行

……………………………………………………………………………………………
ここまで

同じことが、『プライベート・アイズ』のなかで起こります。

ただ念を押しておきたいのは、その記憶が本人の心にどういう変化をもたらすか、
これが一番重要です。心理療法の主人公は受ける側なのですから。 

思い出そうとして思い出せない過去の出来事も、催眠や精神分析の技法を使えば、
いくらでも思い出せます。 でも、もっとも大切なのは、その記憶が戻ることで、
その人が結果的に幸福になることです。

トラウマを見つけ出すこと、思い出させることが、
治療のすべてではありません。

記憶を思い出す気持ちの用意がないときに、催眠で潜在意識の探って原因を見
つけても、癒されるどころか、かえってその人を思い出す前よりも、
もっと苦しい状態に追い詰めてしまうおそれがあります。

タイミングがちょうどいいときに、無理のない形で思い出すことが、
最善、ベストです。

でも、催眠療法家は時間を切り売りしています。いつ「ベストのタイミング」になるのか、
催眠療法家にも、クライアント(相談者)も、わかりません。
そこらへんのさじ加減も難しいのではないかと思います。

……でも……、
理想の治療家が、誰にでも一人はついているのです。

あなたのために、いくらでも喜んで時間をさいてくれて、全部無償で、気持ち
をとことん聞いてくれて、恩にも着せず、しかもあなたと古い昔からずっとつ
きあいがあり、あなたの好みや感覚や体験を知り尽くしている存在がいるのです。

それは誰かといえば、あなた自身です。

専門家に治療してもらうかわりに、あなたが自己催眠や自分を癒すさまざまな
専門技法を知っていれば、使えれば、自分で自分を治療していける。
それが、プラアイのプログラムです。

あとは、ご本人の決心と練習だけです。

くわしくはホームページ、『プライベート・アイズ』セミナーを参照ください。

●編集後記

日本版は見ていないのですが、ハリウッド映画、Shall we dance?  良かった
です。中高年に夢と希望と喜びを与える内容ですね。

テンポよく笑わせるところもあって、噴き出してしまいましたが、もっと英語
がわかったらゲラゲラ笑えたのかもしれません。

コンテストでのダンスシーンは圧巻でした。後で、制作陣が
『シカゴ』と同じだとわかって納得です。

エンディングの曲は、興奮をゆっくりさますためでしょうか、ラテン系の曲、
ジェニファーロペスの曲、デビット・ボーイの"Let's dance" と3曲も続きま
したが、全部聴き終わるまで席を立ちがたかったです。

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お手数かもしれませんが、よろしくお願いいたします。m(_ _)m
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発行者 グリーニング・ランド 平井 瑛子(ひらい・ようこ)
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