セルフ・エスティームは家庭で親からつくられる(58号 2005・4・14)

セルフエスティーム(自分をかけがえのないものだと思う気持ち)は、親の態度に左右される

子育て関連で、興味深い新聞記事がありました。二人の娘さんをもつ漫画家・
高野優さん(女性)のコラムです。

高野さんの長女が、小学1年生だったとき。学校の授業参観で、「私(僕)が
生まれたとき、お母さんはどんな気持ちだったか」を、子供がそれぞれ一人ず
つ、みんなの前で発表したのだそうです。 

心温まるお話です。抜粋してご紹介します。

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『ウチの子 新1年生 ―初めての授業「参加」―』
    〜自分史通し慈愛学ぶ〜 

(前略)

いよいよ次は娘の番。

「母は私を生んだ後、顔を見て“ガッツ石松”を生んじゃった!と思ったそう
です」娘は、自分史をゲラゲラ笑いながら話し始めた。

そして最後に、「私の名前を『凛(りん)』とつけたのは母です。母が大、
大、大好きな字です。それを聞いて、自分の名前がもっと好きになりました。
母ちゃん、ありがとう!」とピースサイン。

その瞬間、涙がぼたぼたとヒザにこぼれた。

(中略)

親に慈しまれて育ったことを聞くと、自信にもつながるだろうし、これからの
人生を生き抜く力にもなるはず。それと同時に、クラスメートも自分と同じよ
うに愛情に包まれて育ったと知ると、お互いが自然にいたわりあえるんじゃな
いかな。

自分も大事、そして、友だちも大事。
(後略)

(2005年4月8日金曜日付け 河北新報朝刊16面より)
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お母さんが、大、大好きな字を、自分につけてくれた。それを聞いて、自分の
名前がさらに好きになった。その気持ち、よくわかりますよね。(^^) 

子供は、親からこれまで大きな愛を押しつけがましくない形で注がれてきたこ
と、これからも、その愛情に包まれていくことを実感できたとき、心の中に、
嬉しさと喜び、愛される自分を誇らしく思う気持ち、大きな安心感が広がりま
す。 

自分を幸福な気持ちでいっぱいにしてくれた『親』という『人間』にたいし
て、信頼と、親しみがわくのです。 

自分が好きな子供は、自分を大切にすることも、友だちを大切にするこ
ともできます。というのも、もともとは、親から、ふだん可愛がられているか
ら、どうやったら自分を大切にすることができるのかも知っているのです。
安心して自分を好きでいられます。
子供は自分との付き合い方を、親から学ぶのです。

逆に、親から大切にしてもらえない子、ぞんざいに粗末に扱われる子は、
自分を嫌いになったり、自信喪失しがち。

たとえば、「お前と同じ名前がついた子供は、どれもみな、ろくでなしだ!」
と断定的に何度も何度も繰り返し言われ続けた子供がいたらどうでしょう? 
いつも、「お前はキライだ、邪魔だ!」と言われていたら……? 

子供の自分を大好きな気持ちや、誇りや自信は、
親から認められてはじめて安定するのですが、
親から否定や批判ばかりされて育ったら、
自分の存在も、価値も、生きている安心感も、風前の灯ですね?(;^_^A 

でも、人間は、とくに子供はたくましいものですから、辛かったことは、けろ
りと忘れてしまいます。でも、抑圧された感情は解放・発散・昇華されない限
り、生涯心の奥でうずきます。忘れている鬱憤は、危険な負のエネルギーで
す。

マイナスのエネルギーは、人生に不要なトラブルを招いたり、つねに言い知れ
ぬ漠然とした不安を沸き上がらせたり、鬱病や、
神経症(不安障害・ノイローゼ)や摂食障害など、
さまざまな心身症、身体症状の要因となったりします。

自分が自分自身をどう考えているか、とらえているかということは、
私たちはふだんの生活では意識していません。
しかし、潜在意識にはしっかりとインプットされており、
潜在意識にインプットされたものは、必ず何かの形で表出してきます。
いい影響であれ、よくない影響であれ、どちらにしても、
潜在意識にあるものに、私たちは無意識のうちに大きく左右されているのです。

もちろん、この影響がよいものである場合、何も問題はありません。
問題なのは、自分の心の底のほうにあるものが、自分の利益に反する場合です。
そのやっかいな問題の多くが、子供時代、家庭で親との関係から形成された、
思考やパターン、人生観、交流分析でいうところの「人生脚本」なのです。  

私はよい親、悪い親という線引きはしたくありません。
たんに、親を批判・攻撃することが目的ではないからです。

私が言っているのは、自分が子供の頃に家庭で受けた影響がどんなものか、
中立的に客観的に知ることの大切さ、なのです。

現在と、これからをよりよく変えていくためには、まず、
自分自身を知ることからはじめるのが、もっとも効率的なのです。

その方法のひとつが、自分の生育史を確認することなのです。 

自分の妊娠を知ったときどんな気持ちがしたか?
自分が生まれたときはどうだったのか?
自分の名前をつけたのは誰か。

今まで親から聞いたことをふり返ったり、必要なら親に質問してみてくださ
い。あなたの自己評価(セルフエスティーム)と、親がどうあなたを思ってい
るのかが、深く関係していますから。

たとえ親の回答が嬉しくない内容だったとしても、悲観することはありません。
あなたは、それらをきっぱりと否定して、
自分を大切にする考え方を学ぶことができるのですから。


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 とても、うれしいです\(^o^)/手書きの一言も素敵ですね〜♪

 それと○○ノートを用意するのですね!

 (無料メルマガのバックナンバーで)私のお気に入り(の言葉)は
 「よし、今度からは、今までと違って失敗しないぞ!」です。

 色々な進展があってご報告できるように、
 がんばらず、うっちゃらず、歩みを続けたいです。

 よろしくお願いいたします!(^^)/~~~
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