交流分析(TA)と人生脚本(親子間の対立や葛藤)&心の不安や恐怖症状(恐怖症)&催眠療法と精神分析(25号 2003/12/24)

     * 今日は質問にお答え & こんな楽曲はいかが? * 
                       
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  もくじ 

■ ごあいさつ
■ 酔ったときの記憶
■ 真言について
■ 人生の脚本(TA・交流分析)
■ 悩みを聞いてあげる姿勢/恐怖症を癒す  
■ 第三の目と催眠と精神分析と 
■ 癒しのロック?!  
■ 編集後記
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ごあいさつ

暖かいクリスマスになりそうですよね? 
皆さんはどうお過ごしですか?

このメールマガジンは、おかげさまで25号を迎えました。
これからもよろしくお願いいたします。 
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飲酒と記憶の関係について(読者さんからの質問)

■ Rさんから 

>アルコールが入った脳でも、記憶はあるのでしょうか?
という質問をいただきました。

酔っているといっても、どの程度の酔った状態でしょうか?

酔いが一番深いのは、翌日、どうやって帰ったのかの記憶がない場合ですかね。

私も20代の頃一回だけありますよ。飲みに行って……、ふと、あれ?なんか
雰囲気が違うな〜?と目がさめたら、朝になってて、
ちゃーんとパジャマに着替えて自分の部屋でふとんに寝ていたことが。(;^_^A

一緒に行った人とどうやって別れたのか、
どうやって帰ったのか全然記憶がないんですよねー。(;^_^A

たぶん、ふだん通りに電車に乗って帰ってきたはずなんですけどね。 

 
習慣になっていることって、顕在意識が酔っぱらっててレロレロ?な状態でも
潜在意識が代行できるのです。

習慣になっているということはひとつの回路やパターンになっているということ。
言葉とか、自転車・車の操作や運転、歩行、水泳、タッチタイピングなどなど。 
通勤・通学も、そうですね。あれこれ道筋を考えなくても会社や学校に行けますね。 

こんなふうに、何か他の事を考えながらでもできるのが、
自動的、無意識的な行動で、潜在意識が代行している部分。

だから、顕在意識の部分には記憶が残されていないでしょうが、
もっと深いレベル、潜在意識のレベルだと、
家までたどりつかせたのですから、潜在意識サイドでは、
覚えているというか、なんらかの形で潜在意識的には  
データが刻まれているのではないでしょうか。

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真言について

■ 真言についての質問 ルシフェルさんへ 

私もそのメールマガジンとってます。(^^)  

>やはりもともと人間には(特に日本人)には、
>マイナス思考が他の民族の人に比べると、多く根付いてる人が多いのでしょうか?

日本人が特にマイナス思考だとは思いませんが、
もちろん、西洋人とはメンタリティ(精神構造)がかなりちがいますね。

>確かに効果は感じられますが、真言を唱えることで、
>マイナス思考から抜け出せるんでしょうか。少し不安を感じてます。

潜在意識に何かを浸透させるには、
変性意識(ふだんと違った意識)の状態になるとよいのですが、
意識を変容させて好ましいものを浸透させようとしても、
もともと潜在意識にマイナスの感情が根強いと、
逆にそのマイナスの感情を強化・拡大させることになってしまう危険があります。

私が以前この方の本を読んで瞑想法を実行したときは、
これがネックでした。自分のなかを見据えることは、
かえって妙に苦しい感じになってしまいました。 

強くなる暝想法―自分でやれないことが出来る (新書)
http://tinyurl.com/ocfoo

当時はかなり精神的なストレスがかかっていたので、潜在意識にあったのは、
否定的な感情ばかりだったのでしょう。
瞑想をするたび苦しくなり、しかも暗い穴にはまってしまうような感じだったので、
すぐにやめてしまいました。

真言は、発行人の方は宗教団体とは何の関係もないそうですし、
3ヶ月〜4ヶ月で効果が出るとのことですので、
現時点ですでに効果があると感じられるのなら、
もう少し続けてみられたらいかがでしょうか?

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交流分析(TA)と人生脚本という考え方

★ Mさんへ 

>暴君(父親)からの一般的に正常な“自立”に失敗しているのが
>原因なのです。
>僕にとってはこの“失敗”が人生において全ての失敗の根本をなしているのです。

それって、わかるような気がします。
私は女なので、見方がどうしても女性からのものになりますが、
父親と息子の関係が歪んでいる家庭もたしかにあるようですね。

精神分析から派生した、交流分析(TA)というものには、
『人生脚本』という考え方があります。

親の言葉とか態度から、子供はいろんなメッセージを受け取って、
自分の人生についての脚本を無意識のうちに書いてその通りに人生を生きる。

親が子供に与える暗示の力
(暗示じゃなくて、時には明示、つまり、言葉ではっきり表現されますけど(^^;))
これは、破壊的であれ、建設的であれ、とても強力なもので、
子供の潜在意識にはしっかりと刻まれていきます。
 
なんせ、人生の人間関係のなかで、最初で最も重要で基本的なものが、
親との関係なのですから。

そこでうまく受け入れられなかったり、ダメ出しをされてばっかりだと、
自分はダメー! ダメな人間なんダ〜! って考えがちです。
そこから抜け出そうとすると、これまたものすごい抵抗が起こってきたりしてね。 
やっかいですよね? (^^;) 

Mさん、26歳で気づいても全然遅くありませんよ。
なかなかそこまで気づけないものなのですから。
自分のなかのマイナスイメージに気づくことは、第一歩を踏み出した証拠です。

この本には親子関係をチェックするための質問が載っています。

人生ドラマの自己分析―交流分析の実際 (単行本)
http://tinyurl.com/la8p3

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心の不安や恐怖の現象・症状(恐怖症)と精神分析について

★ 神経症は移りますか?と相談をくださったCさんへ 

感想、ありがとうございました。 

身近な人がそうなったとき、どう接すればいいかですが、 

>それをどんな症状なのかを感じようとしてまで理解するのではなく、

そうそう。
悩んでいる相手を、そのまま丸ごと支持してあげることでしょうね。 
あれこれコメントして助けてあげようとか、ひっぱりあげようと踏ん張らなくても
人は、自分に関心を寄せてくれて黙ってそばにいてくれる存在があると、 
それだけでも癒されて、時間がたてば立ち直る力が出てくるものです。(^^)  

また、
「***(ご本人の希望でふせています)が怖いんです」
と書いておられましたが、この場合も神経症の一種に該当します。  

理性では大丈夫だと自分に言い聞かせても、感情のほうは何かが
迫ってくるような感じになるのでしょ?
昔何かがあったのではないでしょうか? 

***について嫌な思いをしたとは限りません。 
形を変えて現われているかもしれませんしね。

理性よりも、感情や、身体のほうに記憶の痕跡はあるものなのですよ。 

確認していくためには、もっと深く見つめていく必要があるし、
誰でも見られるようなこの場でこれ以上個人のプライバシーを追いかけるのは、
ふさわしくないです。

今日はこう〆(しめ)ておきましょう。 
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精神分析は、こういう、自分でも理解に苦しむ症状こそ、
注目して追っかけていく作業なのです。

原因になった体験を思い出して、そのときに押さえつけてしまった、
心の底で凍っている感情を、しっかりと抱いて、味わう。 

すると、症状は劇的に消失・軽快します。
催眠による暗示ではうまく治療が進まなかったフロイトは、
自由連想から過去のトラウマにいたるこの方法を見いだしたのです。    
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催眠療法と精神分析

★ ポコさんへ 

ぐぐーっとスクリーンのようなものが額の正面に出てきて、
そこに写真とか映像とかが映ったのは、自己(精神)分析の
ごく初期のころです。

先日メルマガに書いたように、精神分析を自分でしようと決意して、
そのためのヒントを探しに、お医者さんのところを訪ねたのです。 

画像は、にゅーっと内部から飛び出たような感じで、
テレビ画面と変わらず、とても鮮明でした。

これだけでも、われながらとても驚きましたが、
中期になると、その画面の向こうの世界にすんなりと入っていけるようになり、
分析の進展がスピードアップしました。

>催眠で治したんなら治したと書いてくださいよぉ〜〜〜〜もぅっ。
>本当のこと書くのにどれだけ号数かかってるんですかぁ(T.T)

催眠で治したのではありません。
もう一度よく読み返してみて下さい。

>私が神経症(不安障害・ノイローゼ)を数ヶ月で治したのは、精神分析の知識プラス、自己催眠でした。 
>精神分析を進めるときに、退行催眠のようにして、
>子供時代にさかのぼって記憶を取り戻したのです。

とありますでしょ? 
自己催眠はスピードをアップさせるための補助的な手段でした。 

それに、バックナンバーにも書いているように、精神分析や自己催眠のほかにも、
たくさんの心理療法(精神療法)のスキルをめいっぱい駆使しました。
私に希望を与えてくれたのも、神経症(不安障害・ノイローゼ)を治すことができたのも、
催眠療法ではなくて、精神分析の理論と、技法でしたよ。

これまでのバックナンバーで、精神分析の理論や、自由連想法について、
具体例まであげて説明しました。
18号では、自分の状態を自問自答する自己分析のことを書いたのですが、
これも実際に有効な手段です。しかもとても重要なポイントでした。

無料メルマガだから、どうせ大した事書いていなだろって感じで、
説明してきたことを本気にしないで、見過ごしてはいませんか?(;^_^A 

これだけ「精神分析」について教えていても、本気にしないで(したくなくて?)、
「催眠」という言葉が出たとたん、飛びつきたくなっただけではないでしょうか? 
 
今まで精神分析治療について、素人にもわかりやすく、いろいろと書いてきたのですが、
「精神分析」という言葉が、今一つ実感をこめて受け取られていないようです。
あまり受けるチャンスのない特別な治療なのでイメージわかないのもしかたないか。(;^_^A

「精神分析」には二つの意味があるみたいです。
ひとつは、広く知られている「精神分析」。「〜についての考察・意見・批評」程度の意味。
もうひとつは、フロイトの精神分析治療のことです。こちらはほとんど正確なことが知られていません。

本当の「精神分析」がどんなものか、
正確に知っている人はほとんどいなかったようですし、
自由連想法や自己分析のことを今まであれこれと説明しても、
なかなか伝わっていないのを感じていました。

>平井さん退行催眠で治したんですか!
>やっぱり退行ですよね!(笑)

違うのですよ……治りたい気持ちはわかりますが、
そんなに手放しで喜ばれても……いくら利用は自己責任の無料メルマガでも、
発行責任者としては誤解されて困惑します。

きっと、ポコさんは、「退行催眠で深刻なトラウマも簡単にすぐに治るんだよ」、
という確信が欲しかったのでしょう?

でも、もうちょっとだけ冷静になってください。
催眠療法ならなんでもよくなる、とういうわけではないのです。 

>「有名な先生に退行催眠で一発でトラウマを消してもらお!」

うーん・・・「一発で」というのはちょっとどうかな・・・・。
まあ、上手で相性のいい先生に出会えて、うまくいくことを祈っています。

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■ わかる人にはわかる曲?!

父と息子の対立や葛藤

父親と息子の話題が出たので、私のお気に入りの曲のひとつを紹介します。

Living Years

http://tinyurl.com/mjalr
どんな曲か、試聴できます。 

ほんとはもっとずっと音がキレイなんですけど。
サンプルなのでわざと音質を落としているのかも。

タイトルに下線がついた部分をクリックしてみてください。
開いた次のページの下の方で試聴できます。

この曲を聴くたび、
親子関係は繰り返すんだなー、外国でも日本でも変わらない。
普遍性があるなーとしみじみ。

この曲の歌詞は、
息子が音楽の道をこころざし、それに猛反対していた父親と、
意見が衝突して、すれちがって対立したままで、
父親は亡くなってしまうんです。

私がこの曲で一番好きなのは、試聴できる部分の次なんですね。

『親父(おやじ)が生きている間に(in the living years)
俺が自分の気持ちをもっとうまく伝えられたならよかった』

切々(せつせつ)と歌いあげているところに、子供の声のコーラス(合唱)が、
ゆったりと慰めるようにかぶさってくる。
ここが、なんか
無理しなくっていいよ
って言ってくれているような感じです。

歌の最後は、
『親父が息を引き取った朝、俺の子供が生まれた。その産声のなかに、
親父の声が谺(こだま)しているように聞こえたんだ』
で終わるのですが、

でも、子供の希望や意見を聞こうとしないのは、子供の側には関係ないことで、
親しだいなんですけどね。
でも、子供は自分のほうに責任を感じて無力感を引きずってしまうのです。

それに、反目しあっているのは、まだ、子供が自覚できるから
いいんですね。私のように病気にまでならなくていい。
(^^;) 

親と心の交流がかなわずに傷ついた痛みを、
美しい曲に昇華してくれたこのグループに感謝です。

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■ 編集後記

去年の12月に、一年ぐらい、ただで○○の○○ができたらいいなー
と思っていたら、事実その通りになりました。
趣味のことなんですが、自分がそれに値すると思えれば、
周囲がそれに合わせて、すべてはととのえられるのですね。  
 
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