潜在意識とアファメーション(アファーメーション)&自己実現とこころの健康・マズローの心理学& 精神分析がよくわかるテキスト・他薦と自薦(23号 2003/12/11)

もくじ 

○ ご挨拶 
○ 潜在意識コーナー/潜在意識の抵抗編 
○ 精神分析コーナー/マズローの自己実現とフロイドの精神分析
○ 参考になる本、個人的趣味の本
○ 編集後記
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■ ご挨拶

当メールマガジンを登録してくださっている皆さん、ありがとうございます。

今回、発刊が遅れました。

書きたい事がありすぎて、どれを選んで、どういう順番で載せたらいいのか
迷ってしまいます。

原稿は下書きしていたのですが、なんか、どんどん、
テーマも文字数も増えてきて、メールマガジンが異常に長くて
収拾がつかなくなりそうな状態でした。

とりあえず、今夜は、実践的な潜在意識の活用法について
お話ししようと思います。

潜在意識とアファメーション(アファーメーション)

前号で、生命の危機のときには潜在意識に届きやすく、
潜在意識にある知恵や能力が利用しやすいということを書きました。 

が、

誤解されないでいただきたいのは、ではそういうピンチにならなければ 
潜在意識を活用できないのか、というと、もちろんそうではありません。 

目標を紙に書く、言葉を繰り返して唱える、イメージングをするなど、
潜在意識の活用法としてよく言われていることがらは
実際に効果があります。

もちろん、たいていの場合、成功したかったなら、
実際の行動、つまり努力がともなう必要がありますけどネ。

このメールマガジンの読者さんは、
それくらいのことはきっと、ご存じでしょうね。(^^) 

でも、その暗示がなかなか浸透しにくいと感じることはありませんか?

効きはじめるまでにはけっこう時間がかかるものですから、
なかなか目に見えて変化がないと、
どうせやっても……とか、
早々にあきらめてしまったことはありませんか?

最悪だと、(こんなこと唱えたって役に立つんだろうか?)
って声がしたりしませんか? 
しかも、この声の方が現状に近いから、気持ちが負けてしまう。
押さえつけようと踏ん張っても、どうも、うまくいかない……。

「こんなんじゃダメダメ! プラス思考! プラスイメージ!」
なんて、頑張って、
なりたい状態をイメージするんだけど、
でも、強い違和感がある。

そんなことってないでしょうか?

そういうときは、いったいどうしたらいいのでしょう?


次号では、この内面からの否定的な声、
自分を邪魔しているのは自分、という困った状態から抜けだせる、
簡単な方法をご紹介します。

■ 自己実現とこころの健康について    〜 マズローの心理学 〜

ここからは、ちょっと、おかたい話しなので、
キマジメモードでいきます。


コホン。

 

米国の有名な心理学者、アブラハム・マズローによれば、
自己実現は欲求の階層の最高位に属します。

人が生きていくために、最低、水や空気や食べ物があり、
社会が安全で安定していて、
家族や学校、職場など、集団に所属していて (その一員だということ)、
また、自尊心※が満たされている。

※ 日本語では自尊心という言葉は、あまりいい意味に使われないため、
斎藤一人さんがおっしゃる、『自己重要感』と読み替えてもいいでしょう。
自分は愛され、認められている、それに値すると感じられることです。※

これら、基本的な欲求がすべて満たされると、
自己実現への欲求が出てくる、というのです。

自己を実現したいという欲求、気持ちは、
人間がもつ欲求のなかで最高のレベルです。

精神的に健全な(健康な)人間は、子供時代から愛され、
安全で安心して成長するための環境が用意され、
まっすぐに自己実現欲求を持つように育っているはずです。

マズロー博士は子供にたいする両親の教育についても触れられています。
「甘やかしでなければ、愛はいくら与えても与えすぎることにならない」

参考文献『マズローの心理学』フランク・ゴーブル著
http://tinyurl.com/sysxa
この本は、私の精神分析に役立った本の一つです。
ついでなので、もう少し説明してみましょう。

アブラハム・マズロー博士も、フロイトの理論をたたき台にして、
独自の理論を展開された方です。

博士は、精神分析をきめわて有効だと認めています。
独身時代に抑鬱状態に悩み、精神分析で洞察と自己理解を得て、
この状態を克服されたのです。

しかしのちに、博士は、フロイトとは別の立場を取るようになります。

フロイトが人間のどこか後ろ暗い面を意識したのとは対照的に、
もっと自由で、明るく、精神的に健康で、自己実現をしている人を研究することに
意義を見いだしました。


私がバックナンバーで載せた心理テスト

「眠りからさめたらなぜだか神様が部屋にいたとしたら、
どんな感じがしますか?」

は、このマズロー博士が、
1940年頃、ブルックリン・カレッジ(アメリカ・ニューヨーク州)
で学生にした質問です。

この質問にたいし、精神が安定した学生は慰安や保護を感じ、
不安定な学生は恐れを感じたそうです。 


私が本屋でこの本を見たとき、お固いタイトルの並んだ心理学の専門書のなかで、
他はほとんど白地に黒い文字のタイトルだったのに、
この『マズローの心理学』だけ、ローズ色というのでしょうか、ぱーっと
派手な?色のカバーで目立っていました。 

鮮やかな色でとっても目を引くけど、安っぽいとかケバケバしくなく、
どことなしに品すら感じさせる色なので、
装丁のセンスの良さに感心したものです。 


ところで、なぜこの著者がマズロー博士本人ではないのか、

とゆーと、

マズロー博士の思想は、五冊の本、百を超えるレポート、エッセイ、
雑誌論文、講演で表現されていますが、あまりに膨大すぎて、
専門の研究者以外には読んでもらいにくかった。

著者のゴーブル氏は、これらの論文や著作を体系的で簡素なものに凝縮して、
この、一般の人にもわかりやすい、
『マズローの心理学』という一冊にまとめあげる仕事をしたんですね。

世の中を見渡せば、いろんな人がいます。心の健康度だけに限っても。

精神的に健康で、安定し、成熟し、創造的で、自由で、友好的で、自信をもち、
独立的で、自己実現にむかって、サッサカとまっすぐに向かって行ける人。

かたや、精神を病んで停滞・休止を余儀なくされている人との違いは
いったい、どこにあるのか。

この本を読めば、成熟して健康な人がもっている精神状態のイメージを
具体的につかめます。そして、『至高体験』の情景も。 

精神的に健康な人がそのいい状態を増進するためにも、また、 
精神を病んでいる人が健康になるためのゴールを定めるためにも、
希望を与えてくれる有益な本です。 

『マズローの心理学』フランク・ゴーブル著


心理学を勉強したいかた、精神分析、自己分析について知識を深めたい方は、
マズローの心理学はおさえておいて間違いないと思いますよ。

 http://tinyurl.com/sysxa


精神分析がよくわかる本

以前にも紹介した、精神分析がよくわかる本についても、つけたしておきます。
この文庫本で、精神分析の雰囲気がつかめますし、理論もおよそOKです。 

『精神分析入門 上巻』フロイト著 
http://tinyurl.com/kmzkj

『精神分析入門 下巻』フロイト著 
http://tinyurl.com/jozzk

この二冊は、精神分析の創始者フロイトが著わした、精神分析の専門書です。
入門とありますが、内容はがっちりと本格的な精神分析の理論です。

上下巻合わせてこの二冊があれば、
フロイトが提唱した精神分析の理論は、だいたいカバーできます。

潜在意識を発見したフロイトの思想は、
心理学のみならず、後世の西洋社会にまで大きな影響を与え、
多くの心理学者の理論のたたき台となった源(みなもと)です。

文庫本なのに、まるで、大学でフロイト博士の講義を受けているような感じで
密な内容を読めます。 

この二冊を手に入れて勉強をはじめられた方、イドとかエスとか、なにやら
わけわかんない言葉とか概念とかあって、音をあげそうになるかもしれませんが、
すぐに理解できなくても大丈夫です。一通り我慢して読んでみてください。

うまくできなくてもやってみることって大事でしょ? 
(最初からできたら、何も、勉強とか練習とか、しなくていいんですもん)

わけわかんなくても、自分には無理だと投げ出したくなっても、
もうちょっとだけやってみようと、しんぼうして続ける。

そうすると、しんぼうの分だけちゃんと身につく。 

読書百遍、意味おのずから通ず、と申しますが、
百回まで読まなくても、『精神分析 入門』を何回か読んでいくうち、
  ははーん、フロイド先生は、
  人間の心をこうやって理解しようとしたんだなあ、
と、
おおよそ、わかるようになると思います。

精神分析なんて、古めかしいし、難しそうだから、
と敬遠していても、
心理学を勉強していくと、精神分析とかフロイトという言葉は、
あっちこっらで、ちょくちょく見かけて、その影響の大きさを感じるはずです。

その影響は無視できないのがわかってくると思いますので、
現在の心理療法(精神療法)の根源を知っておくと、
他の心理療法の理論も理解するのに楽になりますよ。(^^)

私の場合、精神分析や心理療法の理論をとても大事にします。

でも、その理由は、頭のいい学生のように、議論のための議論を楽しんだり、
知性にのみ偏った観念的な世界のなかで、どこまで行ってもわからないごとを
探求する過程を楽しむのが目的ではない。

そういうことはもともと得意でも好きでもなかったし、
精神分析は、必要に迫られてあくまで治療のため、自分を知るためのツールとして
十分に利用することが目的でした。  

精神分析の原理原則、理屈を把握することができれば、
フロイトが治療した20世紀の古都ウィーンの富裕層のレディ(貴婦人)への変化を、
21世紀の日本人の平凡なOLの自分に起こせると考えたのです。 

勉強のための勉強じゃ、意味ない。
実益があるから、学ぶ価値も知る楽しみもあるんです。 
私はそう思います。 

フロイトの精神分析は、発表された当時の時代背景や、
東西の文化の違い、西洋人と日本人との精神構造の違いもあって、
現代の日本人の私たちにはなじみにくい部分も確かにありますが、
心理学は実用品だというのがモットーの私は、
机上の理論ではなく、もっと一般に広く有効に生かされていいと思います。 

そのための条件として、日本人向けに多少のカスタマイズが必要ですし、
また、一般の人向けにわかりやすく改良されないと難しいですね。

以前は、

「世界の精神分析家たちが蓄積してきた知恵や技能を、
一般の人にも多少高額でもいいから分けてくれたら、
ものすごく助かるのに! 
成果が得られるのなら、お給料の3ヶ月分出しても惜しくない!」
と願ったこともありますが、
それはとうてい無理で虫のいい相談だとも、わかっていました。

だって彼らはそれを長年の努力と多額の費用をかけてやっと資格を得て、
今は自分のご飯のたねにしているのですから、
たかが数十万円でわけてくれというのは無理です。(;^_^A 

精神分析の世界は徒弟制度で、精神分析医の資格を得るまでには、
ものすごく高い費用と年月がかかるし、長い間努力して辛抱して苦労して
やっと取得した、他人を治療するための資格と技能です。 

ようやく得たものを、しかもそれで他人を治療してお金をもらえるのに、
むざむざ一般の人に直接教えたい人なんていないです。
自分の首を締めてしまうことになる。

(困っている人はいるのだから、そういうサービスがあればいいなー。
 でも、私自身は、フロイトのように、自分のプライバシーを実験台にして、
 厳しく追求してその学説を世間にさらけ出すのは耐えられそうにない。

 完璧でなくてもいいから、自分でできる精神分析理論と技法を、
 誰かが発表してくれないだろうか?)

と待っていましたが、まわりを見回しても誰も名乗りをあげてくれません。

結局それやるのは私?なの?という感じで、
複数の人のリクエストに押されるようにして、
『プライベート・アイズ』◆自分発見と人間関係の心理学特別講座◆をはじめたというわけです。 

心の健康にたいしてお金をかけるのは、もったいない(または今すぐは無理)と感じる方は、
この無料メールマガジンに書いてあることを何度も読んで、書いてあることをヒントにして、
実行に移してみて下さい。
それだけでも何かしらの変化があるはずです。 

では、今夜はここまで〜。(^-^)/~~ 

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■ 編集後記


最近の数号はコアな?話題が続きましたね。

第三の目なんて誤解されやすそうなテーマでも、
しっかりついてきてくださった皆さん、ありがとうございます。

これからも応援よろしくお願いいたします。 ではでは。

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